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ばけらったのシャドーボール!

ばけらったがポケモンをする日記

個人的劇場版名探偵コナン映画ランキング

どーも、ばけらったです。

先日、劇場版名探偵コナン最新作『から紅の恋歌』をみて改めてコナンモチベが高まってきたので、GWを使いほとんどの作品を見返し、いろんな方のレビューなども見た後ランキングを製作しました。各作品の犯人やトリックについてネタバレしてる個所もあるので、あらかじめご了承ください。画像サイズががばがばなのもお許しを。それではスタート。





見るのが苦痛





第21位:『業火の向日葵』(第19作2015年)
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芸術に絡めたテーマ・キッドが登場と『世紀末の魔術師』の再来を彷彿とさせたが、ふたを開けてみればハイパーくそ映画。ゲスト声優を犯人に起用する愚行(しかもへたくそ)もそうだが、最もダメなのは推理要素がからっきしなところだろう。くそみたいな動機には、さすがに劇場でお口ぽっかり。どうやら青山先生書き下ろしの事件にかかわるシーン(1時間くらい)がごっそりカットされたらしい。推理アニメとは。主題歌がポルノでかっこいいのが唯一の救い。



第20位:『11人目のストライカー』(第16作2012年)
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サッカー好きとしては何としても擁護したい作品なのだが、聞くに堪えないゲスト声優の連発、ずさんなトリック、そこまで映画にマッチしていると思えない主題歌と-ポイントの嵐だった。いくら事情があるとはいえ公務中の救急車を止めるおっちゃんガイジすぎわろた。



第19位:『紺碧の棺』(第11作2007年)
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すべてが小さくまとまったテレビスペシャルでもよさそうなクオリティの映画。トレジャーハンターをテーマにしているのにわくわく感はまるでなく、事件要素を無理やりねじ込むべく雑に殺されたトレジャーハンターが不憫すぎる(しかも犯人はバレバレ)。似たテイストだが名作『世紀末の魔術師』を見習ってほしい、というかここでキッドを出さなくてどうするんだという映画だった。「悪天候なので船は出さない」で一点張りの警察に対し、おっちゃんが「蘭が攫われたってのに、助けに行ったのはメガネの坊主一人だけ!大の大人がこうしてじっと指を咥えて待ってるだけだなんて!!」というセリフだけはよかった。



第18位:『沈黙の15分』(第15作2011年)
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究極の出オチ作品。最初と最後の15分を派手に盛り上げるべく時系列や構成を前後させた結果、話の流れが意味不明になる最悪な脚本に。登場人物もキャラが弱すぎていまいち覚えてません。コナン映画の犯人にはある程度芸術性やシリアルキラーっぷりを求める僕にとっては、犯人が地味な挙句動機がめちゃくちゃすぎて萎える結果に。というかその動機のためにどれだけのインフラ破壊して人に迷惑かけてんねん。雪崩で遭難した人が助かるリミットは15分、という着眼点は良かっただけにそこまでのもっていき方をもっと頑張って欲しかった。何かと15にこだわった第15作目、完成度も見事に15点。惜しくも15位にはなれませんでした。





まぁ、別に見なくても…



第17位:『戦慄の楽譜』(第12作2008年)
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芸術をテーマにした2作目の映画。「トッカータとフーガ」「アヴェマリア」「主よ、人の望みの喜びよ」「アメージング・グレイス」などの実在曲が流れる高貴なムードをラスト30分くらいの爆発の嵐で吹き飛ばすKYさが売り。ありとあらゆる手段を使ってターゲットを始末しに来る(毒入りの水筒・トラックでひき逃げ・ライフル・工具・爆破)犯人があまり抵抗なくあっさりと自供してしまうのが-ポイント。建物の外はいまにも崩壊しそうなくらいに爆破してるのに、建物内は完璧な防音設備のおかげで誰も窮状に気づいていないため緊迫感がなく、どうしても地味さがぬぐえない作品だった。ちなみにコナンくんが音痴なのに絶対音感を持っていることをおかしいと指摘する人もいるが発声と音感に関連性はないので普通にあり得る。あと、実際に歌声で110番する番組をテレビで見た覚えがある。そういう点ではリアリティはともかく嘘はない映画なのかなと思った。



第16位:『銀翼の奇術師』(第8作2004年)
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『紺碧の棺』とならんで戦犯扱いされる序盤映画。空の密室ともいえる推理ものとしては格好の舞台ともいえる飛行機をそれは雑に扱った作品。工藤新一最初の事件みたいなの期待したんだけどなぁ…
キッドを出してやろう・活躍させてやろうの思いが強すぎて全体が弱くなるケース。『ベイカー街の亡霊』『迷宮の十字路』と名作が連続し期待の高まった視聴者をズッコケさせた罪は大きい(証拠に翌年の『水平線上の陰謀』での興行収入は減少した)。



第15位:『異次元の狙撃手』(第18作2014年)
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コナンでも随一なハードボイルドさを誇る今作。なぜか家に録画がなく唯一見れなかったがまぁいいかで終わったのでその程度の作品なのだろう(ごめんなさいちゃんと観ます)。ラストの「了解」が全てを持っていった作品だった記憶。だからゲスト声優が犯人はやめ(ry



第14位:『絶海の探偵』(第17作2013年)
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イージス艦の作画は迫力があり良かったが、そこに気合が入りすぎてストーリーがイマイチに。ゲスト声優、柴咲コウはうまかったので+ポイント。あれくらい上手ければストーリーにしっかり絡んできても許せる。許せないのは海に落ちた蘭を捜索してる時にコナンが涙を流すシーン。青山先生は以前「コナンは泣かない」と述べているのにこの演出は原作の裏切りとも言える行為に思えて萎えてしまった。



第13位:『漆黒の追跡者』(第13作2009年)
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僕は基本的に黒の組織がでしゃばってくる映画が好きではないので、どうしても低めの位置になってしまう。事件が迷宮入りに終わるという推理アニメにあるまじきオチになってしまう点と、劇場版でどれだけ踏み込もうとそれが原作に反映されないのがわかりきっているからだ。そのせいでジンニキよりもはるかに有能な組織キャラとしてでてきたアイリッシュさんもどこか冷めた目で見てしまう羽目になる。
ゲスト声優は安定の下手くそだが、逆恨みから7人の被害者を北斗七星の形になるように殺していく真犯人の几帳面な鬼畜さはちょっとすきだった。この作品で蘭ねーちゃんは無事人間を卒業する。



第12位:『天空の難破船』(第14作2010年)
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安定のキッドファン御用達映画。キッドとコナンのイチャイチャが見れる。ここまで事件性を薄くしてコナンのド派手なアクションに寄せていると一周回って面白い。というかこちらもそういう作品と割り切って見ることができた。
1番のお笑いどころは真犯人。微生物研究所を爆破→傭兵を雇い飛行船をハイジャック→被害者のフリをしながら裏から傭兵に指示→細菌を積んだ飛行船が突っ込むと流布→実は人気のなくなった寺から仏像を盗んで売りさばくのが目的でしたー
…寺周辺を爆破すればそれでおわりだろ!とツッコミを入れたくなるのは僕だけだろうか。寺と微生物研究所、それから飛行船。どちらの方が警備が手薄か小学生でもわかりそうだが。





おもしろい!





第11位:『水平線上の陰謀』(第9作2005年)
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自分のことを犯人と思い込んでる精神異常者のガバガバアリバイトリックが印象に残る映画、まぁ真犯人はそのガバガバさにつけ込んだわけなのでセーフとしよう。とにかくおっちゃんの株が急上昇する映画だしタイタニックをリスペクトした点もあるのでストーリー自体も割と楽しめる映画だと思う。
ガラクタを取りに沈没しかけの船に戻って遭難する蘭の行為は後世に語り継ぐべき愚行。



第10位:『純黒の悪夢』(第20作2016年)
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黒の組織が絡む映画なので下の順位になるかと思いきや、キュラソー演じるゲスト声優天海祐希の名演、気合の入った作画でお送りする赤井秀一VS安室透の肉弾戦(痴話喧嘩?)、久しぶりの主題歌B'zなどが噛み合いトップ10入り。世界中からスパイが送り込まれるほどの組織のナンバー2の右腕がやすやすと組織を裏切る展開は、どうしても薄っぺらく見えてしまいもう少し丁寧に書けたのではとも思うが、ラストの身元確認もできないような遺体の損壊状況にまで触れるシビアさと黒焦げになったイルカで全てが許せてしまった。ここまで派手にやっておいて迷宮入りさせる黒の組織すごすぎ。



第9位:『から紅の恋歌』(第21作2017年)
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最新作はこの位置に。同じ京都を舞台にした名作『迷宮の十字路』と比較されて叩かれる展開を予想していたが、蓋を開けてみれば意外と見れる作品だった。恋愛をテーマにした作品だから事件が薄くなるのは事前の告知の仕方からもわかっていたし、『天空の難破船』のように気楽に見ることができた。
基本的に平次と和葉のイチャイチャを微笑ましく眺める映画。ラスト15分はこれまでのコナン映画や原作をリスペクトした演出が2つも見られて嬉しい気持ちになった(崩壊する建物から爆風で飛距離を稼ぎ対岸にまで脱出する『天国へのカウントダウン』リスペクト、崖から落ちそうになる和葉の手を平次が掴んで離さない『原作28巻』リスペクト)。
それなりの下地があるとはいえ数日猛練習しただけの和葉が無双できてしまう競技かるた界はもっとしっかりしてくれ。



第8位:『探偵たちの鎮魂歌』(第10作2006年)
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記念すべき第10作目…だがたくさんのキャラを出すことに拘泥した結果、肝心のストーリーが少々荒っぽくなり全体として地味な作品になってしまった印象。
しかしここまで上の順位に来たのはそれを補ってあまりあるくらい魅力的な犯人にある。本作の犯人は「愛する人と犯罪を共有したい」だの「自分を愛していた」だのとまったく意味の分からない戯言を連発し、挙句愛する人には裏切られる切なさを発揮。「推理で人を追い詰めない」が信条のコナンに「あなたは最低の人間だ」と言わしめた超大物でもあり久々にキチガイな犯人が現れたと当時は歓喜したものだ。

個人的に今作のB'zのED「ゆるぎないものひとつ」がとてもすきで、あのギターのイントロが始まると「あぁ、全部終わったんだな」とほっとした気持ちになる。



第7位:『時計仕掛けの摩天楼』(第1作1997年)
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記念すべき第1作目。なのに最初から爆発の嵐でコナン映画の礎をしっかりと築いた。1作目なだけあって脚本の作りが丁寧で新一と蘭の観に行く映画「赤い糸の伝説」がラストの伏線になっていたり、愛を否定する犯人が愛の前に敗れる様は痛快である。
礎と言えば忘れてはならないのが自分に陶酔した魅力ある犯人だろう。芸術は爆発だ!の岡本太郎よろしく芸術を爆発だ!の森谷先生は自分の建てた建物が左右対称じゃないからの理由で全てを爆破するキチガイっぷりを発揮。以降色んなところでネタにされている。





何度でも観たい!





第6位:『天国へのカウントダウン』(第5作2001年)
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昔のみんなが選ぶ名探偵コナン映画で1位に輝いた作品だが、黒の組織がでしゃばってくる点が気に入らずこの順位に。しかし、この映画の組織は仲間に加入したばかりの灰原がもしかしたら裏切るかも…?と視聴者をハラハラさせるた装置としていい働きをしていたのでそこまで嫌な感じはしない。
脚本は非常に丁寧で各所で各キャラに見せ場が用意されていて飽きが来ない。序盤の少年探偵団の何気ないやりとりがラストの最も盛り上がるシーンで綺麗に伏線として回収される様は美しい。今でこそ無垢さよりウザさがめ目立つ探偵団だが、この作品を見るとすきになること間違い無い。でもジンニキに殺されダイイングメッセージまで用意したのに迷宮入りさせられた原さんが不憫なので少し控えめな順位に。
好きなシーンはやはりラストの車で脱出を提案してから脱出するまでのシーン。



第5位:『世紀末の魔術師』(第3作1999年)
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平次・キッドが初登場!ということでストーリーが薄くなることを懸念したが、各キャラがいいバランスで登場することで非常にテンポよくしかも濃密なストーリーに出来上がっている。実在する財宝に独自の解釈を加えて話を進める手法はどことなくルパンっぽくて面白く、またやってほしい。
財宝が美しい分それを狙う人々の複雑な利害関係やドス黒さがハイライトとして印象的に映る。古城の探索といった冒険心をくすぐる要素があるのも素晴らしい。
そして忘れてはならないのがキッドがかっこよすぎる。決めるべきシーンをしっかり決めていてかっこいいし最後、蘭に正体がバレそうなコナンのもとに新一の変装で現れるシーンは溜息が出るくらいのかっこよさである。ライバル意識がありつつも認め合い、困っているときは助け合うコナンとキッドの関係を初めて構築した点でも意義のある映画と言える。

好きなシーンは犯人のスコーピオンに拳銃を無駄打ちさせて弾数を空にすべく、いろいろな声色で推理しスコーピオンを追い詰めるシーンだ。



第4位:『14番目の標的』(第2作1998年)
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アガサ・クリスティの『ABC殺人事件』にリスペクトを捧げる本格ミステリー。トランプの数字の順番におっちゃんの周囲の人間が襲われていく序盤の展開は見るものをゾクゾクさせ、次はあの人かも?と視聴者に様々な不安を抱かせる。中盤以降、2〜6までの人物を一気に溺死で殺そうとするのは夏休みの宿題に追われる8/31の小学生のようで振り返って見るとおもしろいが、視聴時はそれすらも犯人のキチガイっぷりを表すいい装置になっている。序盤からおっちゃんの刑事を辞めたエピソードや別居の理由のミスリード、蘭の葛藤が丁寧に何度も描かれるからこそラストのコナンが銃を抜くシーンがかっこよく美しく切なく映る。

顔なじみの女将さんの命が狙われているやもしれぬと一晩中見張っていた小五郎が、朝になり一気に弛緩して「行くって……朝メシっすか?」とぼやくシーンと、初登場の白鳥警部が目暮警部と犯人の前でコントをおっ始めるシーンが最高に好き。

どうでもいいけどこの広告の博士めっちゃ黒幕感ないですか(笑)(この作品ではただの被害者です)



第3位:『迷宮の十字路』(第7作2003年)
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コナン映画で唯一爆発しない作品…と名高いこの作品だが、爆発なんかなくとも脚本と雰囲気づくりを丁寧に行えば名作になるということを教えてくれる作品。犯人の謎の運動神経の良さにはもう少しバックボーンがあってもいい気はするが、ピンチの平次(正確には和葉だが)のために身の危険を呈して薬を飲んで新一に戻り、助けにいくシーンは2人の友情をひしひしと感じられてアツい。美しい京都の舞台に倉木麻衣の美しい歌声が完璧に調和していて、観終わった後本当に京都に行きたくなる。恐らく劇場版の好きなED1位はほとんどの人がこの曲を挙げるだろう。
この作品を1位に推す人も多いのだが、どうしてもED補正が乗りすぎているように感じたので心を鬼にしてこの順位。

好きなシーンはやはり刀が収められている弁慶の引き出しを特定するべく和葉が通り歌を歌って平次が初恋の女の子の正体に気づくときだろう。





アニメという枠を飛び越えた傑作




第2位:『瞳の中の暗殺者』(第4作2000年)
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あらすじだけ見ても、「犯行を目撃したヒロインがそのショックで記憶喪失になり、口封じのため命を狙う犯人からヒロインを守りながら犯人を暴き記憶も取り戻す」という王道サスペンスですでに面白さがわかると思う。今や最強の防犯システムともいえる蘭ねーちゃんが使えないのが緊迫感を助長する。また、今になって見返してみると事件の犯人が警察関係者かも・・・という不穏が渦巻く序盤の展開は特に視聴者をゾクゾクさせる。演出も素晴らしく、蘭の記憶を取り戻すべく二人の思い出の場所で思い出を再現しようとした結果、トラウマともいえる犯行現場のシーンを再現することに成功し蘭の記憶を取り戻す演出がご都合主義と言われるかもしれないがそれでも素晴らしい。噴水の美しさ、二人の甘美な思い出と犯行の瞬間のダーティーさがいい対比になっている。

警視庁刑事部長である小田切敏郎が動機の面から容疑者たり得る、ということを苦悶の表情で伝える目暮警部と、それを察したおっちゃんの静かな慟哭のシーンは名シーンだし、おっちゃんが妃英理にプロポーズしたのと同じセリフを逃避行の場面で言ってしまうコナンはかなりすき。



第1位:『ベイカー街の亡霊』(第6作2002年)
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いろいろな点で異質で、いろいろな意味でもう二度と作れない大傑作。まず、近しい人が死なないというコナンの根底にあるタブーを、電脳世界を利用することであっさり破っているため、何が起きてもおかしくないスリルが視聴者を最初から最後まで支配する。蘭や少年探偵団はもとより最初はコナンたちを見下していた子供たちが団結し、コナンなら何とかしてくれると信じてコナンを守って死んでいく姿は美しく、それでいて虚無感に襲われる。また、コナンの映画で唯一現代社会への批判・風刺のようなものが込められていて「現代日本の政治家、医者、警察などの権力者は腐っている。そういう大人たちを見て育った2世、3世も腐っているのだから、日本を良い国にするためにはそういう繋がりをリセットする必要があるのだ」と宣言し、権力者親子たちに様々なひどい仕打ちをするノアズ・アークが非情になりきれず、最後の最後で「子供たちが親の力を頼りにすることなく壁を乗り越え成長する姿が見たかった」「僕はただ他の子どもたちと遊びたかったんだ」と本音を吐露するシーンがたまらない。
この時点で既にお腹いっぱいなのに、追い打ちをかけるように「君のお父さんが僕のお父さんの仇をとってくれたんだ」「お父さんに会えるといいね」の台詞で終幕し、これまでの丁寧なノアズアーク=ヒロキくんの背景描写が相まって号泣必至。

もちろん、ここまで深く読み解かなくとも、見終わった直後は「何かよくわからなかったけどおもしろかったね」で済ませてしまえる恐ろしい映画だし、自分の読み込みもまだ浅くほかの解釈ができるのではないかと思わされてしまう本当に恐ろしい魅力に満ちた映画だと思う。

好きなシーンは灰原がコナンをかばって死ぬ間際に「私たちにとってのホームズはあなたなんだから…」とエールを送るシーンとラスト優作と新一親子の「お前にしては時間がかかったな」「あぁ、結構楽しめたよ」のやりとりがたまらなくすき。

これほどの傑作を書き上げた脚本家・作家の野沢尚氏が本作の2年後に自殺をしたことは本当に痛ましく、物理的にも二度と作り上げることはできなくなってしまった。






以上です。映画のレビューというのが初めてでかなり拙い文章でしたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。まだ見たことない作品の参考になれば幸いです。そして、また面白いコナン映画が毎回みられることを祈っています。