【GSダブル】レッドカードドータクン入りグラカイ(generationオフ優勝・カマルオフ使用構築)
どーも、ばけらったです。
先日第4回カマルオフが無事終了し、自分の中でのORAS環境も終わりとなりました。今年のルールについては色々とやり込んだので、その際に生まれたネタ構築なんかも紹介したいところですが先に最後に好んで使っていた真面目な構築を紹介します。一応戦績として
・第1回generationオフ優勝(チーム6-1、個人6-1)
・某対戦シミュレーションレート1700
・第4回カマルオフ3-3予選落ち()
こんな感じでした。以下パーティ紹介のため常体。
【パーティ紹介】
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
ボーマンダ | ボーマンダナイト | ハイパーボイス | 捨て身タックル | 追い風 | 守る | 威嚇→スカイスキン |
ドーブル | 気合の襷 | ダークホール | トリックガード | この指止まれ | ニードルガード | ムラっ気 |
グラードン | 紅色の珠 | 大地の力 | 噴火 | 目覚めるパワー氷 | 守る | 日照り→終わりの大地 |
ドータクン | レッドカード | ジャイロボール | スキルスワップ | 催眠術 | トリックルーム | 浮遊 |
カイオーガ | 藍色の珠 | 潮吹き | 熱湯 | 冷凍ビーム | 守る | 雨降らし→始まりの海 |
クレセリア | オボンのみ | 凍える風 | 草結び | スキルスワップ | トリックルーム | 浮遊 |
【個別紹介】
ボーマンダ
170-166(4)-135-172(252)-110-189(252)
この構築のメガ枠。グラカイ構築に入るメガ枠としてはガルーラ・ボーマンダ・クチート辺りが一般的だが、今回は対レックウザ性能が高く、かつ相手のゼルネアスを最も釣れる見込みのあるボーマンダをチョイス。求められる役割は初手での雑な削りがほとんど。
技は相手のトリルがきつくないので吠えるを抜いて守るにした一般的な型。相手のゼルネアスにレッカを踏ませる関係上、守るで稼げるアドが大きすぎるため守るは必須。前述の通りボーマンダに求められるのは初手に置いて相手を雑に削ることなので、ハイボ捨て身で範囲は充分。レックウザをより重くみて追い風を流星群にしてもいいかもしれないが、そうするとただでさえキツめのvsイベルタルが更に辛くなるので考えもの。
ドーブル
131(4)-x-87(252)-x-65-139(252)
このルールの問題児であり僕が最も信頼していたポケモン。選出時はこいつをどれだけ有効に動かせるかが勝敗に直結していた。今回は相手のトリルがキツくないため最速。一応ミラーでダクホぶっぱができる、一応。
技はヘイトを集めるダクホ、初手ガルーラにある程度融通が利き、ターン調整・ムラっ気稼ぎにも便利なニドガ、ドーブルミラーやトリル展開時で最も安定択を置けるトリガと横のポケモンを守ったり狙ったタイミングで退場させるための指ですんなり埋まった。
基本的に不安定な立ち回りが好きではないため、トリガがかなり役立った。個人的に嫌いなスカドーの思考停止ダクホぶっぱも咎められる。前述したドーブルミラーダクホぶっぱは最終手段だと考えている。
グラードン
175-x-180-202(252)-111(4)-156(252)
禁伝枠その1。グラカイというと物理グラードンのイメージがあるが(これは僕だけかもしれない)、今回は特殊最速での運用。基本的にトリル展開をしたい相手にはタクンorクレセ+オーガでほとんどの範囲をカバーできていることから、こいつの役割はマンダと同じく初手での削りと後発から削れた相手を落とすこと。それを鑑みてこいつの役割対象となるポケモンのことを意識すると、命中不安のある物理よりも特殊の方が何かと都合がよくなった。(対象例:ガルーラ・ゼルネアス・ボーマンダ・ドーブル・ドータクン)主にドーブル(ほぼこっち)かボーマンダと一緒に初手に投げられていた。
技は一致技の大地の力と噴火。最近は控えめ耐久振りのゼルネアスが多く噴火→ジオコン→レッカ踏んで退場→後続の技の圏内に入る
と特に何もせずゼルネアスが勝手に死にかける流れが多すぎた。あとニドガダメージ+噴火でガルーラは確定で落ちる。ドーブルグラードンの初手は相手のボーマンダに対して無抵抗すぎるため、めざ氷を搭載。一応レックウザにも通る(基本的にカモられるだけなのでほぼ出さないが)。ボーマンダ絡みの選出はめざ氷かダクホのどちらかは通るため基本的に有利に試合を進められたはず。守るはレッカを踏ませる関係で必須。
ドータクン
174(252)-109-137(4)-x-184(252)-34
このポケモンとレッドカードというアイテムをGSの最後に使いたくてこの構築を使い始めた。普段ゼルネアスを使っていると目の上のたんこぶのようなポケモンだったが、使ってみると意外と耐久もギリギリで繊細なポケモンなんだなという印象を受けた。
基本的にゼルネアスがいるときに後発に置き、ジオコンを積んだゼルネアスをレッドカードで吹き飛ばすことを目標に立ち回る。相手が後発にゼルネアスを置いたら腐るじゃん、と言われそうだがこの構築を見ると後発タクンオーガのトリル展開で盤面を返すのが真っ先に想像でき、その際トリル中は無抵抗なゼルネアスを後発に置きづらいという心理を逆手に取っているため結構な確率で初手にくる。その点は他のレッドカード持ちよりもタクンが優れている点だと思う。特性はもちろん浮遊。耐熱は今回は全く意味をなさない。
技はゼルネアスを射程に入れ、ガルーラやボーマンダ・レックウザあたりも雑に削れるジャイロボールとオーガENDに持ち込むためのトリックルーム、交代を介さず天候を奪うためのスキルスワップと変身ドーブルや複雑な盤面になった際に撃ちにいく催眠術をチョイス。6割で負けを勝ちに変える効果を見込んで採用した面も正直あるが、この構築では勝ち濃厚な場面を勝ち確定に押し上げる使い方のほうが多かった。相手の守るなどでレッカが空振りに終わったときに、レッカを踏んでくれそうな方に催眠を撃ってアドを取るケースもちょこちょこ見受けられた。
カイオーガ
207(252)-x-131(164)-224(28)-181(4)-118(60)
この構築のフィニッシャーになることが多かったポケモン。トリルを介して潮吹きぶっぱをするか、vsグラゼルネの際は厄介なドーブル・ゼルネアスを処理またはレッカで無力化させて暴れるケースが多かった。Sはクレセリアのこご風から展開することを考慮して一般的なグラカイに比べると速め。耐久ラインはいつものレックウザ意識。グラカイだとキツイとされるオーガレックに対してはこいつがいかに効果的に動けるかが大事。
技は一致技・命中安定の潮吹き、熱湯とキツイボーマンダ・レックウザを葬る冷凍ビームをチョイス。根源がほしいシーンは全くなかった。基本的に初手で削りを入れた状態からオーガを投げるので火力不足を感じることは少なかったが、初手に投げないといけない場合は火力不足を感じることもあった。マニューラがニドガダメージ+天候なし熱湯で落ちないとは思わなかった。相手のオーガを削れる手段が少ないので雷も欲しいといえば欲しかったがそんな技スペはない。守るはこご風でのS逆転のため必須。
クレセリア
227(252)-x-141(4)-139(252)-150-84
実はGSルールで個人的評価の高かったポケモン。代表決定戦の沼男グラカイライボのときにも入っていたアタッカー気質のクレセ。S操作役が2体いるのは少々異質に映るかもしれないが、こいつがいることでゼルネアスの絡まない構築(=ドータクンが腐る構築)、特にグラカイだと厳しいオーガレックや面倒くさいグラカイミラーでとても有利に立てる。クレセリアは火力が足りないサポート特化だから無視、という印象を逆手にとって相手の禁伝枠をS操作しながらゴリゴリ削っていくのがお仕事。選出時はこいつの横がバタバタ倒される中、1体居座り続けて殴り勝つというケースも多々見られた。
技は役割対象となるグラカイレック意識のもの。こごかぜはS調整技としてとても便利。スキスワトリルはドータクンと採用理由は同じ。クレセのスキスワは相手のグラカイタクンに強い。
選出はここ参照numaoshining.hatenablog.jp。とても綺麗にまとまっている。
常体おわり。
Wゲンシカイキと600族メガの種族値の高さからくる安定感、レッドカードドータクンの奇襲性能、相手のドーブルに非常に強く出れるように調整されたドーブルと、使っていてプレイヤーに自信をもたらしてくれる強い構築でした。優勝したgenerationオフでは1試合ごとに非常に高いレベルで集中できていましたが、カマルオフでは明らかに集中力が足りず、浮遊グラードンに大地を撃つといった初心者のようなプレミを連発してしまいました。グロリアの舞台でこれを使って躍進したいという野望は敗れてしまいましたが気持ちを切り替えてサンムーンで頑張ろうと思いますので、サンムーンでもよろしくお願いします。m(._.)m
今回はここまで。もし何かありましたらコメントかTwitter@bakerattapokeまで〜
Special Thanks!
・沼男さん